▲Josef Koudelka “Prague 1968″より
●会 期 開催中~7月18日(月曜・祝日)まで 10:00-18:00(木・金20:00まで)月曜休館
●会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel:03-3280-0099
●観覧料 一般800円、学生700円、中・高生65歳以上600円
●内 容 ジョセフ クーデルカ(1938年、現チェコ共和国生まれ)は、1968年8月に起こったワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻時、団結して兵士に抵抗した市民の攻防を写真に収めました。
しかしプラハの春が終焉を迎え、ソ連が導く共産主義への「正常化政策」が敷かれる情況では、これらの写真は国内で発表できる記録ではありませんでした。そこで、プラハの写真史家とスミソニアン博物館の学芸員等の手によって、これらの写真は秘密裏にアメリカへ持ち出され、当時のマクナム会長エリオット アーウィットを経て、翌69年「プラハの写真家」という匿名によるドキュメントとして発表されたのです。そして同年、写真家の名を伏せたまま、ロバート キャパ賞を受賞しました。
クーデルカがこれらの写真の作者であると名乗りをあげることができたのは、1984年、彼の父親がチェコで亡くなったあとのことでした。
東西に分断された欧州や、冷戦下の政治的状況を顕したこれらのエピソードは、20世紀の伝説となり、世界中のジャーナリストたちによって語り継がれています。(プレスリリースより)