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2023年08月11日
「風景論以後」展  風景論をめぐる写真・映像表現

会 期 2023年8月11日~11月5日(日曜)まで。10:00–17:30  (8月中は、木・金の21:00まで、サマーナイトミュージアムで開館)

会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel: 03-3280-0099

観覧料 一般700円 学生560円 中高生・65歳以上350円

展示内容……風景は初期ルネサンスにさかのぼる風景絵画に代表されるように、芸術や美に結び付けて語られ、西洋の近代芸術の主題となってきました。また明治維新後の日本においては、風景という概念が近代化の過程で大きな役割を果たしてきました。

他方では、写真映像という視覚芸術において、カメラのレンズをとおして撮影者の視点をうつしだすという意味で、風景はそのメディアの起源から現在まで常に重要な主題でした。

そして「風景とはなにか」を問いかける風景論は、常に社会的構造や美的基盤の在り方を語り、不安な時代や社会状況を契機として登場してきました。

本展で対象とする風景論は、経済成長と技術的進歩のなか、時代の転換期を迎える1970年前後の日本に現れました。

今回の展示は、当時の風景論およびその理論と連動した写真映像表現を再考し、現在にいたるまでの作品群を結ぶことで、風景論以後の写真映像表現の可能性を概観するものです。

技術の発展により、誰もが日常的に風景をとらえることができる現代において、写真映像の表現をあらためて見つめる機会をつくります。 (プレスリリースより転載)

投稿者 ips_kanri : 16:18
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