▲写真 「赤十字を担おう」 『Vogue US』 1945年3月15日号表紙 Copyright : The Estate of Erwin Blumenfeld
●会 期 開催中~5月6日(日曜)まで 10:00-18:00(休館日毎週月曜、ただし4/29,5/6開館)
●会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーテンプレイス内 Tel: 03-3280-0099
●観覧料 一般800円、学生700円、中高生・65歳以上600円
●内 容……
欧米ではファッションポートレイト全盛期の旗手として、ポンピドゥー美術館(パリ、1981年)、バービカンセンター(ロンドン、1996年)、ベルリニッシュギャラリー(ベルリン、2008年)の個展などで高い評価を得ているブルーメンフェルドですが、重要な作品が各国の美術館に散在していることから、これまで日本国内で全貌を紹介する機会がありませんでした。
今回、ブルーメンフェルドのご遺族によって、1930年代のヴィンテージプリントや、作家自身が選出した名作100点、カラー復元された美しいファッション写真などが集められました。
本展覧会はパリのジュ・ドゥ・ポーム美術館に先んじて、それらの資料から独自の視点で構成した約200点の作品群を紹介する貴重な機会です。
シュルレアリスムからヌード、ファッションまで網羅し、多くの写真家に影響を与えたブルーメンフェルドの表現ですが、その蔭には二世界大戦に翻弄され、時代に応じて活動の場を選択せざるを得なかった作家の苦悩が存在します。
作家の活動を通し、時代背景、思想などに視点を向けると、美しい表現の根底にある精神が見えてくるのです。華やかな作品に隠された美の秘密をぜひ探してみてください。(プレスリリースより)