60年近くの歴史を持つ「世界報道写真コンテスト」の本年度受賞作品の展示です。
4月にオランダ・アムステルダムで開催し、約45の国と地域を巡回する世界巡回展の一環です。世界各地の第一線で活躍するドキュメンタリー写真家、フォトジャーナリスト5692人の応募から選ばれた41人の入賞作品、約150点を一堂に展示します。
掲載した写真は、アミ・ヴィタール(アメリカ、ナショナルジオグラフィック誌)の作品で、ケニア北部レワダウンズ自然保護区で撮影された。
生まれてはじめてサイに出会った、サンプル族の若者たち。ケニアの人のほとんどは、地元の野生動物を目にすることがない。組織犯罪網による密猟が、アフリカの大平原の大型動物の数を激減させている。
人々の関心は野生動物の危機や、自然保護レンジャーと密猟者の闘いに集中し、密猟阻止の前線に立つ先住民族への支援策にほとんど向かわない。大型動物の生き残りのカギを握るのは先住民族だ。
●展示8部門……■現代社会の問題の部 ■スポットニュースの部 ■一般ニュースの部 ■スポーツの部 ■日常生活の部 ■ポートレートの部 ■自然の部 ■長期取材の部
●会 期 開催中~8月9日(日曜)まで。
●会 場 東京芸術劇場 ギャラリー1 豊島区池袋 JR池袋駅東武百貨店側出口(西口)より徒歩2分。駅地下通路2b出口と直結。毎年東京都写真美術館での開催を、本年は改装工事で休館のため変更。
●観覧料 一般800円、学生600円、中・高生400円、65歳以上400円
●巡回地 8/11-20 ハービスホール(大阪) / 8/23-9/6 イオンレイクタウン(埼玉) / 9/9-10/4 立命館大学国際平和ミュージアム(京都) / 10/6-10/18 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(滋賀) / 10/21-11/4 立命館アジア太平洋大学(大分) / 11/7-11/18 イオンモール広島庭園(広島)