写真: 「センチメンタルな旅」1971年 荒木経惟 東京都写真美術館蔵
●会 期 2017年7月25日(火曜)~9月24日(日曜)まで。10:00-18:00(木・金は20:00まで) 休館日: 月曜、9/18(祝)は開館し翌19日休館
●会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーテンプレイス内 Tel: 03-3280-0099 http://www.topmuseum.jp
●観覧料 一般900円、学生800円、中高生・65歳以上700円
●展覧会の概要
荒木経惟氏(Araki,Nobuyoshi)は東京都写真美術館の重点収集作家の一人。
荒木経惟氏は、1960年代から活動をはじめ、国内外で高い評価を得ています。荒木氏の作品は、テーマや手法が多岐にわたることでも知られ、これまで500冊を超える写真集を出版するなど、その制作意欲は現在もなおつきることがありません。
本展は、その膨大な作品群から、妻「陽子」というテーマに焦点をあてた展覧会です。荒木氏自らが「陽子によって写真家になった」と語るように、1960年代の出会いから、1990年代のその死にいたるまで、陽子はもっとも重要な被写体であり、死後もなお荒木氏の写真に多大な影響を与えつづけてきました。
本展では陽子を主体とする写真や、その存在を色濃く感じさせる多様な作品を通して、荒木氏が重要視している被写体との関係性を探り、また同氏の作品の神髄である「私写真」について考察していきます。
展覧会タイトルの「センチメンタルな旅 1971–2017–」とは、1971年に出版された私家版の写真集にはじまり、現在へとつづいている荒木氏の私写真、そしてその写真人生そのものを表しています。(プレスリリースより転記、一部加筆)
▼出品予定作品
<愛のプロローグ ぼくの陽子> 世界初公開 <わが愛、陽子> <センチメンタルな旅> <東京は、秋> <陽子のメモワール> <食事> <センチメンタルな旅・冬の旅> <空景/近景> <遺作 空2> <三千空> <写狂老人A日記 2017.1.1–2017.1.27–2017.3.2> 新作を初公開 <愛しのチロ>
●東京オペラシティアートギャラリー「荒木経惟 写狂老人A」展 7/8–9/3も開催中。http://www.operacity.jp/ag/参照。
●「センチメンタルな旅 1971–2017–」展覧会図録 B5判 288ページ 2,900円