●会 期 2018年5月12日~7月16日(月曜)まで 10:00–18:00(木・金は20:00まで)。月曜休館
●会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel: 03-3280-0099
●観覧料 一般700円、学生600円、中高生65歳以上500円。
●展覧会概要……本展は異色の写真家・内藤正敏の50年の軌跡をたどりご紹介します。
作家は1960年代の初期作品において、化学反応で生まれる現象を接写して、生命の起源や宇宙の生成の姿をとらえました。その後、山形県湯殿山麓での即身仏との出会いをきっかけとして、1960年代後半から80年代にかけて,主に東北地方で民間信仰の現場に取材した「婆バクハツ!–遠野物語」など刺激的な写真シリーズをつぎつぎと発表しました。
「モノの本質を幻視できる呪具」である写真と、見えない世界を視るための「もう一つのカメラ」である民俗学を手段として、現世の向こう側にまぼろしのように浮かび上がる「異界」を発見する人、内藤正敏。そのヴィジョンは、今日の私たちに大きな戦慄と深い洞察を与えてくれるはずです。
本展は主な写真シリーズを通して、その50年を超える足跡たどるとともに、その表現世界に通底する独自の世界観、生命観をとらえていきます。(プレスリリースより)
▲掲載写真 「死者供養をする老婆、恐山」1969年 内藤正敏