●会 期 2023.4.7~7月9日(日曜)まで。10:00–17:30(木・金は19:30まで)月曜休館、ただし5/1は開館。
●会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内、Tel: 03-3280-0099
●観覧料 一般700円 学生560円 中・高生・65歳以上350円
●展示概要 Serendipityとは、偶然と才気によって、予期しない発見をすること、という意味です。展覧会を観るという行為も、予期しない出来事との出会いにあふれた、セレンディピティな体験のひとつです。
写真美術館の37,000点に及ぶ収蔵品から、セレンディピティをキイワードに、ありふれた日常の何気ない一瞬を撮影した作品などを見ていくことで、写真家たちに訪れたささやかな心の機微を探ります。何年もつづく制限された日々のなかで、さまざまなつらい出来事や不都合な出来事をたくさん経験してきた私たちですが、こうした写真家たちの視点をヒントに、セレンディピティの産物としての癒しや心の豊かさを回復する種をみつけることができるかもしれません。
■展示構成 「しずかな視線、満たされた時間」写真というメディアを使って作家たちが日常のなかのささやかな発見をとらえた作品。出品作家・吉野英理香、牛腸茂雄、北井一夫、島尾伸三、潮田登久子、今井智己
「窓外の風景、またはただそこにあるものを写すということ」 作家たちが、ただ、そこにあるものを写しとるという行為によって得られたイメージが、それを鑑賞するひとにおこすセレンディピティについて考える。 出品作家・鈴木のぞみ、佐内正史、葛西秀樹、エドワード・マイブリッジ、山崎博,浜田涼、相川勝
「ふたつの写真を編みなおす」 写真をそれぞれ別に見たときの意味に加えて、ふたつ並ぶことで生まれる意味を帯び、作品としての豊かさを増していきます。 出品作家・奈良美智、齋藤陽道、中平卓馬、エリオット・アーウイット
「作品にまつわるセレンディピティ」 すぐれた作品を生み出す作家たちも、みな私たちと同じように日々を生き、毎日を暮らしています。そんな日常のなかで、セレンディピティが訪れ、作品制作のきっかけになることがあります。 出品作家・本城直季、井上左由紀、石川直樹、ホンマタカシ、畠山直哉 (プレスリリースより抜粋)
出品点数 115点(予定) 出品作家 22名 展覧会図録 A5変形144ページ 価格 1,800円