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2022年12月14日
第60回 富士フィルムフォトコンテスト入賞作品展

FUJI FILM 60th PHOTO CONTEST

●会 期 2022年12月10日~2023年2月12日 9:00–16:30 月曜休館 年末年始12/29–1/3休館

●会 場 ミュゼふくおかカメラ館 高岡市福岡町福岡新559   Tel:0766-64-0550

●入館料(どの展示も入館料のみで観覧可) 一般300円 高・大生200円 中学生以下無料

●概 要 半世紀以上の歴史がある写真コンテストの入賞作品展。

投稿者 ips_kanri : 16:17
2022年11月02日
野口里佳 「不思議な力」展

●会 期 開催中~2023年1月22日(日曜)まで。 10:00–18:00(木・金は20:00まで)

●会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel: 03-3280-0099

●観覧料 一般700円 大学・専門学校生560円 中高生・65歳以上350円 2023年1月2,3日は無料 オンラインによる日時指定予約を推奨 (年末年始12/29,30,31,1/1は休館、1/2,3は臨時開館、1/4は休館)

●展示作品概要

野口氏は父が遺したカメラで自分の日常を撮り始めた。そのカメラは35ミリフィルム1本で72カット撮影できるオリンパスペンFである。「不思議な力」のシリーズは2014年、ギャラリー916の個展で「父のアルバム」と対になるシリーズとして発表された。

野口氏は「日常は目には見えない不思議な力であふれています。けれども目には見えないのでなかなか写真に写りません。見えないけれどもそこにあるもの、それをなんとか写真にしたいのです。そしてその写真によって今いるこの世界の豊かさを感じられる、そんな作品をつくりたいと思っています」といっています。

科学実験のような行為によって生じた現象をカメラで接写した。小さな世界のなかで作家自身が働きかけることで生まれる現象を「不思議な力」として可視化しようとした。このシリーズに写された現象をことばで記述すると、たとえば以下のようになる。「表面張力によって、紙のコースターがさかさまにしたコップに張り付き中の水が落下しない」。「スプーンをこすり、金属に本来備わっているN極、S極を整えて磁石をつくる」

これまでの自身の作家活動が、写真という「不思議な力」に導かれた旅であるという思いから、本展のタイトルを「不思議な力」と名付けた。

●野口里佳  写真新世紀展グランプリ受賞。水中や高地、宇宙といった未知の領域と人間とのかかわりをテーマにした作品を手掛け、国際的にも高い評価を受けている作家。

投稿者 ips_kanri : 11:36
2022年10月27日
美しい風景写真100人展 令和4年度カメラ館企画展

●会 場 ミュゼふくおかカメラ館 富山県高岡市福岡町福岡新559   Tel: 0766-64-0550

●会 期 開催中~2022.12.4(日曜)まで  9:00–16:30  月曜休館(祝日の場合は翌日)

観覧料(入館料) 一般800円 高・大生400円 中学生以下無料

展示内容  銀座の「富士フォトサロン」での第1回展から今年で17回、ミュゼふくおかカメラ館にて「美しい風景写真100人展」開催の運びとなりました。

「100人展部門」は、厳正な審査により選ばれたアマチュア風景写真家の作品80点と、招待作家の作品20点の計100点。「日本の日の出部門」は新年を彩る作品1点、「学生部門」は学生ならではの視点でとらえた新鮮な写真作品20点の、合計121点を一堂に紹介展示したものです。

投稿者 ips_kanri : 21:31
2022年09月02日
見るは触れる 日本の新進作家 Vol.19

会 期 2022.9.2〜12.11(日曜)まで 開館時間10:00–18:00(入館は17:30までに) 木・金は20:00まで

会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 03-3280-0099

観覧料 一般700円 学生560円 中高生・65歳以上350円

展示作家・作品(一例)

水木 塁  「雑草のポートレートおよび都市の地質学」 都市文化と美術史上の問題を接続することで、現代都市におけるリアリズムを基にした風景と情景の関係性をテーマに制作を行う。

澤田 華  「漂うビデオ (水槽、リュミエール兄弟、映像の角)」  物事を認識する際に生じた子細な引っ掛かりを起点として、図像と想像の相互関係を検証するプロセスを作品化し、写真・映像をはじめとしたさまざまな表現形態を用いて展開する。

多和田有希  「I am in you 」  自ら撮影した写真表面を消す(削る、燃やすなど)という行為を通し、都市や群衆の集合的無意識や個の意識変容をイメージとして湧出させる。人間の精神的治癒のシステムをテーマに制作している。

永田康祐  「Function Composition」 社会制度やメディア技術、知覚システムといった人間が物事を認識する基礎となっている要素に着目し、あるものを他のものから区別するプロセスに伴うあいまいさについて扱った作品を制作している。

岩井 優  「経験的空模様 #1」  国内外の地域に参与的な手法で活動に取り組み、クレンジング(洗浄・浄化)を主題に、映像、インスタレーション、パフォーマンスを展開している。

投稿者 ips_kanri : 15:08
2022年08月12日
「イメージ・メイキングを分解する」展示

会 期 開催中~10月10日(月曜)まで 10:00–18:00 (木・金は20:00まで) 月曜休館

会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel: 03-3280-0099

観覧料 一般700円 大学・専門学校生560円 中高生・65歳以上350円

展示内容

科学的探究心と技術の発展により、光学を利用したイメージ・メイキング(脳内イメージに形を与えること)が飛躍的に進化したことで、人間の視覚を正確に再現するだけでなく、本来肉眼では見ることができないイメージまで創り出すことが可能になりました。このことは多くの芸術家たちに刺激を与え、視覚的表現の可能性を拡げた一方で、技術的なルールを課すことにもなりました。

本展では、東京都写真美術館の収蔵資料であるイメージ・メイキングのための装置や機器の展覧を通して、その一様ではない技術や原理を紹介するとともに、イメージ・メイキングの技術の仕組みや道具に注目し、分解したり要素を組み替えたりしながら、標準化されたイメージへの批評を加えて、イメージ・メイキングを新たなものとして再発明して来た作家たちの作品を紹介します。

イメージに実体があるわけではありません。イメージは作家が制作した作品や、コンピュータや映像装置から出力された場所を支持体にして、その形を変えながら広く伝わっていきます。そして視覚を通して外的なイメージを認識するだけでなく、想像力によって内的にイメージする私たちも、イメージの担い手なのです。 (プレスリリースより転載)

投稿者 ips_kanri : 21:55
2022年07月31日
吉野 信 写真展「野生の輝き」

●会 期 開催中~9月25日(日曜日)まで 9:00-16:30  (月曜休館)

●会 場 ミュゼふくおかカメラ館 富山県高岡市福岡町福岡新559   Tel: 0766-64-0550

●観覧料(入館料) 一般800円 高・大生400円 中学生以下無料 土・日・祝と夏休み期間中は高校生無料 祖父母が孫といっしょなら無料 65歳以上は証明できるものを提示すれば650円に割引

●展示内容

「自然は神、野生は友」をモットーに世界中の野生の王国を旅し、野生動物たちか゜嬉々として生きる姿を追い続ける写真家、吉野 信。50年の節目となる今回の写真展では、すべてフィルムで撮影された渾身のシリーズ約100点を一堂に展示します。

大自然を背景に、彼らの息遣いやまなざし、親子の愛情など、野生の輝きを壮大なスケールかつ心温まる感動のメッセージで描く魅力あふれる映像の世界をお楽しみください。 (リーフレットより転載)

投稿者 ips_kanri : 21:59
2022年07月19日
IPS展開催のお知らせ!

石川県写真家協会展を21世紀美術館地下市民ギャラリーB1Fで開催いたします。多くの方のご来場、お待ちしています。

7/20日(水)〜7/24日(日)10:00〜18:00(最終日17:00)

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投稿者 ips_kanri : 22:19
2022年07月06日
「メメント・モリと写真」 死は何を照らし出すのか

会 期 開催中~9月25日(日曜)まで 10:00–18:00 (木・金は20:00まで)

会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel: 03-3280-0099

観覧料 一般700円 学生560円 中高生・65歳以上350円 オンラインによる事前予約を推奨

内 容……ラテン語で「死を想え」を意味する「メメント・モリ」は、人々の日常がいつも死と隣り合わせであることを示す警句でした。このことばは。ペストが大流行した14~17世紀の中世キリスト教世界において、骸骨と人間が躍る様子を描いた「死の舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、絵画や音楽など芸術作品の題材として広く伝播ていきます。一方で写真もまた死を想起させるメディアであることが数多くの写真論のなかでたびたび言及されてきました。

本展では、死の図像を描いた版画作品および、ウジェーヌ・アジェ、W.ユージン・スミス、ロバート・フランク、マリオ・ジャコメッリほか、19世紀から現代を代表する写真群から「メメント・モリ」と「写真」の密接な関係性を再考します。 (プレスリリースから転載)

 

投稿者 ips_kanri : 17:52
2022年06月04日
松 龍 & Ritsuko Matsushita ふたり展

「私たちはずっと宇宙にいます」

会 期 2022年6月4日~7月10日(日曜)まで 9:00–16:30 月曜休館

会 場 ミュゼふくおかカメラ館 高岡市福岡町福岡新559  Tel: 0766-64-0550

観覧料(入館料)  一般500円 高校・大学生300円 中学生以下は無料

松 龍……1964年東京生まれ。I T コンサルタントをしながら写真表現をするアーティスト。

Charles Robert Darwin,長谷川真理子らに哲学的影響を受けた。僕は、アートとサイエンスの源泉は同一であると考えている。最も重要なことは、「問題の解決」ではなく、「問題の発見」であるということが共通している。「そうわかった」よりも「あれ、何か変だな」のほうがはるかにエキサイティングなのである。

いままでに「くうをみる」「世界のはじまり」「宙と墨」「499Seconds」「Entropy三部作」などのシリーズを制作してきた。今後も、ホモ・サピエンスという「種」と、僕という「個人」が交わる点に、作品を発表していこうと思っている。 (作家のコメント)

Ritsuko Matsushita……横浜市生まれ。2013年より本格的に写真を学びはじめ、写真作家として活動中。

子どもの頃に読んだ絵本や児童文学の世界、そして大人になってから出会った東洋思想の一つである「禅」の考え方に影響を受けています。

「すべての物質には実体がなく、流動的な状態のほんの一瞬の姿であり、常に変化していく」私はその考えから逃れることができません。「それ」はいつから「それ」でありいつまで「それ」でありつづけるのか?この思考を軸に作品を制作しています。 (作家のコメント)

 

投稿者 ips_kanri : 21:27
2022年05月21日
アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真展

●会 期 2022年5月20日~8月21日(日曜)まで 10:00–17:30  木・金は20:00まで 休館日・月曜(祝日の場合は翌日休館)

会 場 東京都写真美術館 恵比寿ガーデンプレイス内 Tel: 03-3280-0099

観覧料 一般700円 大学・専門学校生560円 中・高生、65歳以上 350円

展示内容……近代日本写真史における前衛写真は、海外から伝わってきたシュルレアリズムや抽象美術の影響をうけ、1930年代から1940年代までの間に全国各地のアマチュア団体を中心に勃興した写真の潮流です。活発に作品が発表された時期が短かかったことから今まで活動内容についての検証があまりなされていませんでした。しかし近年、各地の美術館により研究が進み、海外の展覧会でも注目れる機会が増えています。

それまでも写真にとって絵画の影響は強いものでしたが、前衛写真は画家だけではなく詩人やデザイナーなどが参加し、その活動の幅を広げていました。特に1937年に瀧口修造が山中散生とともに企画した「海外超現実主義作品展」が開催されたことによって、多くの写真家が触発され新しい表現へ向かい、画家たちは写真を使って絵画ではできない表現に挑戦していきました。

しかし、戦時下体制の強化とともに、前衛表現は規制をうけ、1939年には時局への配慮から多くの前衛写真のグループは名称を変更せざるをえなくなります。1941年には瀧口が逮捕され、写真雑誌が統合され、またおおくの写真材料の輸入が困難になり、各地で行われていた活動も収束へと追い込まれていきます。

時代の波にあがらうことができずに、戦争の陰に隠れてしまっていた作品を見ていただくことで、自由に表現できる大切さと、写真で表現できることの幅広さを実感していただけることでしょう。 (プレスリリースより転載)

投稿者 ips_kanri : 19:25